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自分を探すというよりは確かめるための散歩。
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 y=x/a(a>1であることが多い)

 この馴染み深い方程式は反比例を示すものである。そしてこれをグラフ化すると漸近線を描く。Xが小さければ小さいほどYの値は大きくなり、大きければ大きいほどYの値は小さくなる。そして、このグラフ線はX軸ともY軸とも交わらない。故に漸近線と呼ばれる。
 
 だからなんだ。と言われるかもしれない。縦軸に人との距離感を横軸に親密さと言い換えてもいいかもしれないが、過ごしてきた時間の長さ、をとる。そうするとこの漸近線は僕の思いを描き出す。
 出会ってばかりのときはすぐに距離が縮まっていく。一気にあっという間に。そして時が経てば経つほどその距離感は縮まっていく。X=1から点を打って2、3、4、、、と続けていく。縮まる距離感を実感する。そしてグラフ線を描く。そして気付く。交わることがないであろうことに。そしてその後の距離感はそこまで縮まらないであろうことに。距離感は縮まるが、その交わることの不可能性故にその距離感は切実さを増す。最初のころより距離感は切実に深い深い溝として自分の目の前に出現する。近くなってしまったが故にその絶対的、絶望的違いというものが実感されるのである。

 こう言うことができるかもしれない。近づけば近づくほど遠くなる。近づけば近づくほどその違いの絶対的存在が際立つ。そしてこの交わらないということ、この絶対的違いがその後、アレルギー反応として、時としてx軸の反転をもたらす。自然数的に増えていたxが数直線の上で突然減少に転ずる。実際の距離感もまた遠ざかっていく。人の心の中にはこのような現象が起こりうるのである。ただ、僕はどこまで行っても自然数的に増えていくx軸を持っていたいと思う。しかしそれはいつも叶う願いではない。しんどいきもあれば楽しいときもある。なんとも心憎い漸近線である。お前次第だといわれている気がして腹が立つ。
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1986/01/22
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自己紹介:
大学院で平和構築を勉強中。
スナフキン症候群にならないようにと日々励んでいます。
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